サーモスタット向けスペーサーカラー

写真は自動車やバイクのエンジンの水冷に必要なサーモスタットという部品です。

この部品自体は樹脂で製造されていることがほとんどですが、このサーモスタットを固定するボルトを通す穴にご注目!

樹脂でできた製品に金属製のボルトを通すとどうしても樹脂の方が強度的に負けてしまい、変形や割れなどの原因になります。

そこでカラーと呼ばれる金属製の筒状の部品を挿入し、ボルトなどから樹脂部品を守る役割があります。

弊社ではこのカラーの素材をお客様に納入しております。お客様で加工される際に丸めて成型することになり、使用する箇所の都合上、

外径の寸法が非常にシビアになります。(小さいと緩くなり、大きいと挿入できない)

鋼種は一般的なSPCC-SDですが、板厚1.2mmtに対して±0.03mm以下という板厚公差がJISよりもシビアな製品になっております。

また幅公差に関しましても、13.5mmに対して±0.05mm以下のご指定があり、さらにコイルの外径を大きくして生産性を上げたいとのご要望にも

お応えし、外径900mm前後でスリット加工を行っております!